はじめに
こんにちは!前回は「マーケティングって何をするの?」のマーケティングのプロセスについてお話ししました。
今回は「Webマーケティングって何をするの?」という疑問に答えながら、オンライン広告からメールマーケティングまで、Webマーケティングの基本的な活動についてわかりやすく解説していきます。
本記事でも、初心者さんにとっては聞きなれない用語が沢山出てきますが、覚えるには反復が重要です!
わからなくて当然ですので、少しずつ見慣れていきましょう!
「こんなのがあるんだな~」程度に知っておいてもらえると、後々の学習が少し楽になるかもしれません。

それでは、Webマーケティングの世界へ一緒に飛び込みましょう!
Webマーケティングの概要
Webマーケティングは、インターネットを利用して製品やサービスをプロモーションする手法です。
これを理解することで、あなたのビジネスのオンラインプレゼンスを強化し、より多くの顧客にリーチすることができます。
Webマーケティングの主な手法は以下の通りです。
例えば、オンライン広告を使って多くの人にアプローチし、SEOでウェブサイトの検索順位を上げることで、自然に訪れる人を増やします。
さらに、コンテンツマーケティングで役立つ情報を提供し、SNSでのつながりを強め、メールマーケティングで直接お客さんとコミュニケーションを取ります。
これらの手法を組み合わせて使うことで、たくさんの人に商品を知ってもらい、興味を持ってもらうことができます。
それぞれの手法と、それに関わる用語などについて、具体例も交えて詳しく見ていきましょう。
①オンライン広告
オンライン広告は、インターネット上で広告を表示することです。
これにより、多くの人に商品やサービスを知ってもらえます。
インプレッション(IMP)
インプレッション(Impression)は、広告が表示された回数のことです。
たとえば、広告が1000回表示されると、1000インプレッションになります。
CTR(クリック率)
CTR(クリック率、Click-Through Rate)は、広告がクリックされた割合のことです。
たとえば、広告が100回表示され、そのうち10回クリックされた場合、CTRは10%です。
- 広告が5000回表示され、そのうち500回クリックされた場合、CTRは10%。
- Google広告のキャンペーンで、10,000回表示されて100回クリックされた場合、CTRは1%。
- Facebook広告で、20,000回表示され、400回クリックされた場合、CTRは2%。
ランディングページ最適化(LPO)
ランディングページ最適化(LPO、Landing Page Optimization)は、訪問者が最初に着地するページを良くすることです。
ちなみに、LPはランディングページ(Landing Page)です。
ランディングページは、訪問者が、最初に着地するページのことです。
O(Optimization)を付けることで、ランディングページ最適化(LPO)となります。
LPOは、訪問者が商品を購入したり、情報を提供したりする確率を高めます。
②SEO(検索エンジン最適化)
SEOは、Googleなどの検索エンジンで自分のウェブサイトが上位に表示されるように工夫することです。
これにより、自然検索からの訪問者を増やします。
SERP(検索エンジン結果ページ)
SERP(検索エンジン結果ページ、Search Engine Results Page)は、検索エンジンでキーワードを検索したときに表示されるページのことです。
ここに上位に表示されることで、より多くの人にウェブサイトを見てもらえます。
スニペット
スニペット(Snippet)は、検索結果に表示される簡単な説明文のことです。
これが魅力的であると、クリック率が上がります。
ドメインオーソリティ
ドメインオーソリティ(Domain Authority)は、ウェブサイトの信頼性や権威を示す指標です。
これが高いと、検索エンジンで上位に表示されやすくなります。
③コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングは、役立つ情報や面白い記事を提供して、お客さんを引きつける方法です。
例:
- ブログ記事:健康志向の女性向けに、チョコレートバーの栄養価についてのブログ記事を書きます。
- 動画コンテンツ:ファッション好きな男性向けに、最新のトレンド情報を動画で提供します。
- ホワイトペーパー:ビジネスパーソン向けに、効率的に学べるオンラインコースのガイドを作成します。
ペルソナ作成
ペルソナ作成は、商品やサービスが、どんな人に向けられているのかを具体的に考えることです。
例えば、アンケートなどで収集した情報から、商品やサービスを利用している中の一人の人物に絞って具体的に架空の人物を作成します。
ターゲットとするお客様を、名前、年齢、職業、家族構成、趣味など事細かく設定し、その人がどんなことに興味があるか、どんな悩みを持っているかを考えます。
ペルソナ例
①新米起業家の山田さん
- 名前: 山田太郎
- 年齢: 30歳
- 職業: 自営業(手作りアクセサリーのオンラインショップ運営)
- 背景: 大学卒業後、会社勤めを経験し、自分の趣味である手作りアクセサリーの販売を始める。
- ニーズ: 自分のオンラインショップにもっと多くの人を集めたいが、インターネットを使った宣伝方法についてはあまり詳しくない。
- ゴール: 初心者でもできるWebマーケティングの基本を知りたい。
②会社員の佐藤さん
- 名前: 佐藤一郎
- 年齢: 35歳
- 職業: 会社員
- 背景: 平日は忙しく働いているが、週末は家族と一緒に外食を楽しむのが好き。特に子供が寿司を大好きなので、家族でよく寿司屋に行く。
- ニーズ: 家族全員が楽しめるメニューがあること。子供向けのメニューや、家族で楽しめるセットメニューが欲しい。
- ゴール: 週末に家族で楽しい時間を過ごせる寿司屋を見つけたい。

上記はあくまでペルソナの簡単な例ですが、何の仕事をしていて、普段の生活や休日の生活はどんなことをしているのか?趣味は何なのか?背景や悩みなどを実際にいる人のように事細かく詳細に考えます。
コンテンツ分配
コンテンツ分配は、作成したコンテンツをさまざまなチャネル(手段)で配信することです。
これにより、多くの人にコンテンツを届けます。
コンテンツ管理システム(CMS)
CMS(Content Management System)は、ウェブサイトのコンテンツを管理するシステムです。
これにより、コンテンツの作成、編集、公開が簡単に行えます。
④SNSマーケティング
SNSマーケティングは、FacebookやInstagramなどのソーシャルメディアを使ったマーケティングです。
これにより、ブランドと顧客とのつながりを深めます。
ソーシャルリスニング
ソーシャルリスニング(Social Listening)は、SNS上でブランドや製品についての会話を監視することです。
これにより、顧客の意見やトレンドを把握します。
UGC(ユーザー生成コンテンツ)
UGC(User-Generated Content)は、顧客が作成したコンテンツのことです。
これを活用することで、信頼性やエンゲージメントを高めます。
エンゲージメント戦略
エンゲージメント戦略は、SNS上で顧客との関わりを深める方法です。
これにより、ブランドへの愛着を高めます。
⑤メールマーケティング
メールマーケティングは、お客さんにメールを送って情報を伝える方法です。
これにより、直接的に顧客とコミュニケーションを取ります。
オートメーション
オートメーション(Automation)は、あらかじめ設定した条件に基づいて自動的にメールを送る仕組みです。
これにより、手間をかけずにパーソナライズされたメールを送れます。
キャンペーン管理
キャンペーン管理は、メールマーケティングのキャンペーンを計画し、実行することです。
これにより、効果的なプロモーションを行えます。
コンバージョントラッキング
コンバージョントラッキング(Conversion Tracking)は、メールからの行動(購入や登録など)を追跡することです。
これにより、メールの効果を測定できます。
実際の企業の成功実例を見てみよう!
成功実例1:ユニクロのオンラインマーケティング戦略
ユニクロは、日本だけでなく世界中で有名なファッションブランドです。
ユニクロがWebマーケティングで成功した理由の一つは、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を上手に活用したからです。
戦略と手法
- SNS広告:
ユニクロはFacebookやInstagramなどのSNSで広告を出し、多くの人に商品を知ってもらうようにしました。広告では、最新のコレクションやセール情報を伝えています。 - インフルエンサーとのコラボ:
有名なインフルエンサー(SNSで多くのフォロワーを持つ人)とコラボして、商品を紹介してもらうことで、より多くの人にアピールしました。 - 公式サイトの充実:
ユニクロの公式サイトはとても使いやすく、商品を簡単に見つけて購入できるように工夫されています。また、サイト内のレビューや評価も充実していて、購入の参考になります。
成功実例2:楽天市場のSEO戦略
楽天市場は、日本最大級のオンラインショッピングモールです。
楽天市場がWebマーケティングで成功した理由の一つは、SEO(検索エンジン最適化)を徹底したからです。
戦略と手法
- キーワードの最適化:
楽天市場では、商品ページに適切なキーワードを入れることで、Googleなどの検索エンジンで上位に表示されるようにしました。
これにより、ユーザーが検索した時に楽天市場の商品が見つかりやすくなります。 - コンテンツの充実:
商品説明やレビューを詳しく書くことで、ユーザーが商品についてよく理解できるようにしました。
また、ブログ記事や特集ページも作成し、商品に関連する情報を提供しています。 - モバイルフレンドリー:
楽天市場のサイトはスマートフォンやタブレットでも見やすく、操作しやすいように設計されています。
これにより、モバイルユーザーも快適にショッピングが楽しめます。
成功実例3:ZOZOTOWNのパーソナライズ戦略
ZOZOTOWNは、日本で人気のファッション通販サイトです。
ZOZOTOWNがWebマーケティングで成功した理由の一つは、パーソナライズされたサービスを提供したからです。
戦略と手法
- 個別のおすすめ機能:
ZOZOTOWNでは、ユーザーの過去の購入履歴や閲覧履歴をもとに、その人にぴったりの商品をおすすめする機能があります。
これにより、ユーザーは自分に合った商品を簡単に見つけることができます。 - ZOZOスーツ:
ユーザーの体型を正確に測定できる「ZOZOスーツ」を提供し、それに基づいてピッタリのサイズの服を提案するサービスを展開しました。
これにより、オンラインショッピングでのサイズ選びの悩みを解消しました。 - メールマーケティング:
ユーザーの興味に合わせたメールを定期的に送ることで、新商品やセール情報を効率よく伝えています。
まとめ
いかがでしたか?
Webマーケティングは、ビジネスを成功させるための重要な活動です。
オンライン広告、SEO、コンテンツマーケティング、SNSマーケティング、メールマーケティングといった各手法はWebマーケティングにおいて欠かせません。
これらを理解し、実践することで、あなたのビジネスも飛躍的に成長することでしょう。
ビジネスをまだ始めていない方でも、これらの手法を理解し、Webマーケティングの基本を押さえることで、ビジネスの世界に踏み出す第一歩を踏み出すことができます!

今回、聞きなれない用語ばかりでしたが、なんとな~く理解してもらえたら良いかなと思います!
また用語の解説の記事や深堀した記事もアップしますので、気楽に学んでいきましょう!
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